2024年新札発券記念・新渡戸記念館ミニ展示
「新札の3偉人と十和田・新渡戸の深い¥縁¥」を開催しています

2024/12/06

展示期間:平成24年5月4日(土)〜平成24年1月31日(土)
場所:新渡戸記念館

本年2024年(令和6年)7月3日の新札発券にちなみ、5月から新紙幣の3偉人と十和田市、新渡戸三代の関係をご紹介するミニ展示を開催中です。 一つの地域が発券する3枚すべてのお札にご縁があることはとても珍しく、日銀青森支店の方も“青森の奇跡”といわれていました。ミニ展示もご好評につき、展示期間を来年1月末まで延長いたします。また、一部ネット上にも掲載いたしますのでどうぞご覧ください。

--「新札の3偉人ミニ展示」館長ごあいさつ---
1984年(昭和59年)11月1日に発行された新紙幣(日本銀行D号券)の五千円札(D五千円券)に新渡戸稲造の肖像画が採用され、その肖像原画は新渡戸記念館に所蔵していた新渡戸稲造の肖像写真から起こされたものであったことから、十和田市は“お札のまち”として全国に知られることになりました。
当時十和田市では“五千円札のふるさと”というキャッチフレーズを掲げ、全国に新渡戸稲造と当市の深いつながりをアピールしましたが、このお札の発行は「新渡戸稲造の祖父たちが行った三本木原開拓によって十和田のまちが誕生したこと」「新渡戸稲造が世界に発信した“武士道”精神のルーツはこの町の歴史にあった事」を広く認知してもらう良いきっかけとなりました。今、その時からおよそ40年の月日が経とうとしています。
新渡戸稲造とともに当時お札の肖像となったのは、小説家・夏目漱石(D千円券)、思想家で教育者の福澤諭吉(D一万円券)でしたが、その20年後の2004年(平成16年)11月1日に再び新紙幣(E号券)が発行され、千円札は細菌学者・野口英世、そして五千円札は女流作家・樋口一葉に変わりました。新渡戸稲造の肖像紙幣は2007年(平成19年)4月2日にほかのD号券とともに発行停止となり、今はなかなか見ることができないものとなっています。
本年2024年(令和6年)7月3日、1万円札は日本実業界の父と言われる渋沢栄一、五千円札は女子高等教育の先駆者・津田梅子、千円札は伝染病予防に生涯をささげた北里柴三郎へと一新されますが、この3偉人の事績をたどる中で、話題に上がっているのが新渡戸稲造や新渡戸三代(祖父 傳、父 十次郎、兄の七郎、道郎)、そしてこの十和田市の開拓の歴史の関りです。
新札発券を契機に、新紙幣の3偉人と十和田市、新渡戸三代の関係についてご紹介いたします。今展では、当館が出版にご協力させていただいた、お札について楽しく学ぶことができる良書『お札になった21人の偉人 なるほどヒストリー』(河合敦 監修・著/こどもくらぶ 編/㈱あすなろ書房 刊)の誌面を合わせてご紹介させていただきます。子どもから大人まで、多くの方々に新札の3偉人と、十和田と新札の深いご縁について、知っていただけましたら幸いです。

2024年(令和6年)5月 
新渡戸記念館  館長 新渡戸常憲

※「新札の3偉人ミニ展示」3偉人のご紹介パネルはこちらからご覧ください

お問い合わせ

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